令和5年12月7日(木)~12月17日(日)まで
午前9時30分~午後6時
佐賀県立美術館(1F)3.4号展示室(佐賀市城内一丁目15-23)
入賞作品の一部(知事賞・イオン賞・金賞・銀賞・銅賞)をイオンモール佐賀大和に展示
令和5年12月19日(火)~12月27日(水)まで
イオンモール佐賀大和 2階専門店ダイソー前
色紙を興味深い方法で作品に用いられ、その独創性と緻密さに驚きました。色とりどりの果物とチョコレート、思わず食べたくなるような楽しさあふれる作品です。
〔金賞〕本村 碧 蘭亭序の臨書、1点1画しっかり強く書けています。
〔銀賞〕池田 敏憲 この作品も強い線で丁寧に書かれています。
〔銅賞〕諸岡 真理子 ゆったりと気持ちよく書けました。一貫性があります。
切り絵やコラージュ、水彩、油彩、色鉛筆など表現は自由で無限です。今回は昨年より多い作品が寄せられました。
手芸はさまざまな技法があり、いつも悩まされます。
それぞれの技法で作品作りに努力されているのが感じられます。
ウール作品と小さなビーズを組み合わされて手にあまる作業が目にうかぶ思いでした。
編物もアンサンブルにされているのがステキでした。
写真はありのまま撮ることでその瞬間を表現する事ができ、誰にでも自分の思いを伝える事ができます。金賞の「私の好きなもの」は、雲であったり、インコや風景を組み合わせて上手くまとめています。銀賞の「春の誘い」はメジロの一瞬を上手くとらえてあり桜の春も美しいです。銅賞は夕闇迫る都会の風景を上手く切り撮っています。
本年も和裁がなかったのが残念でした。しかし、リフォーム、リサイクルされ作られた作品が数点ありましたが今らしいと感じました。
きもののリフォームは生地が、たらんとして縫いにくかったと思います。
今回も糸の仕末がきちんとされていない物もあり残念に思った作品もありました。
折り紙、ちぎり絵、陶器、木工等いろいろな素材を使って身のまわりで使える物、飾って楽しむ物等を考え工夫してていねいに作ってあります。多くの作品が出品され、いずれの作品も劣らぬものばかりです。今後も手づくりを楽しみながら創作し続けられることを祈念します。
審査員講評:山田 直行
知事賞の「暖かい冬」は、小鳥と対話する人物や空に浮かぶ雲の表現に、ほのぼのとした温もりが伝わってきます。