2021年12月11日(土曜日)〜19日(日曜日)
佐賀県立美術館4号展示室
入賞作品の一部(知事賞・イオン賞・金賞・銀賞・銅賞)をイオンモール佐賀大和に展示
2021年12月21日(火曜日)〜28日(日曜日)
イオンモール佐賀大和2階 フードコート横
秋の山の中で働いている男性の姿に、力強さを感じます。働く場所は違うけれど、一生懸命に頑張っている姿に共感をおぼえます。
一画一画入念に書かれていました。どの作品も心を打つものがあると思います。これからも書を続けてください。〔金賞〕蘭亭を三行に臨書に最後まで乱れず書けました。もう少し濃淡の変化があれば申し分ありません。
〔銀賞〕強い線で迫ってくるものを感じます。「無」「美」「草」の横画に変化(たとえば方向、太さ、起筆等)があればさらに良くなります。
〔銅賞〕よく書き込んでいます。臨書であっても大小、墨量等の変化があればと思います。
金賞の原田海成さんの「穏やかな朝」は、色鉛筆で犬の凛々しい表情を愛情たっぷりに描いています。清々しい作品です。
コロナ禍の作品展に敬意を表します。芸術・文化は、自然の生命の循環再生がうまくいかないときの、解毒剤の役割があると、高名な医学博士の言葉です。
手芸は色々な種類があり、毎回悩まされます。今回は努力された形が見れてすばらしい作品がたくさんありました。その中でも真島さんのベッドカバーはきちんと四角に編まれ、きれいに仕上げてありました。大きい作品を編んでいると台形になったりし、大変なのにすばらしかったです。光岡さんの日本刺繍は今回もきれいでしたね。このようにすばらしい作品が多く、セーター等もきれいに編上げてありました。
それぞれ自分が好きな被写体を撮った想いが伝わる写真で、楽しく審査させていただきました。金賞の作品は、一見しようと集まった人達の感動、ざわめきが伝わり、背影のボカし具合遠近感等うまく処理されています。銀賞のムツゴロウは瞬間をとらえ、ピントもしっかりとしており背景もよく処理されて主役の美しさが際立った作品ですね。銅賞の秋の花は、光と影の表現で秋の情緒が感じられるいい作品です。いい作品の多くは、光に向かって歩いて撮った作品が多いと思いました。
立石さんのワンピースはスッキリきれいに仕立てられていました。ろう学校の皆さんの作品は布と布の釣り合いをきちんととる。ゆかたは縫う順を調べて縫う、針目を出してはいけない所を出さない等気を付けるともっとスッキリ、きれいに出来ます。 次はもっと多く作品が出ることを期待します。
多くの作品がよせられ、一点一点の作品が心を込めてていねいに作られた作品ばかりでした。皆さん、次回も頑張って出品されますよう楽しみにしています。
審査員講評:大庭 敬子先生
前田さんの作品は、一閑張りの「柿しぶ塗り竹かご」は、材料、技術面に於いてもしっかり工夫され、しっかりとした作品ができあがっています。