2025年9月30日

ブルーミングアート

10周年の想いよ、花ひらけ!

佐賀県では、2025年10月18日(土)、10月19日(日)に開催する「佐賀さいこうフェス Vol.10」において、佐賀城本丸広場を会場に、10周年を記念した特別企画「ブルーミングアート」を実施します。

ブルーミングアート 企画概要

佐賀さいこうフェス10周年を記念し、佐賀の文化・歴史の象徴的なエリアにある佐賀城本丸広場が、かつてないスケールのアート空間へと生まれ変わります。

佐賀県鹿島市出身で新進気鋭のフラワーアーティスト松本光氏の全面協力により、今回のためにデザインし生み出された、約8,000本の生花が咲き誇る15mの巨大アートテーブルが登場。さらに、花が音を奏でるインタラクティブアート、そして本棚やスツールなどのくつろぎの空間が広がります。

ただ鑑賞するだけではない、五感で味わう”全く新しいアート体験”。

佐賀の文化と芸術が織りなす、10周年の想いを詰め込んだアート空間で、あなたらしい“佐賀さいこう”を心のままに描いてください。

ブルーミングアート みどころ

みどころ①:
Blooming table -咲き誇るテーブル-

フラワーアーティスト松本光氏による8000本もの生花と抜根されたお茶の木を用いた約15mの巨大なテーブルを模した、見るものを圧倒するアート作品。作品はただ鑑賞するだけではなく、テーブルとしても利用いただけます。

(ご参考)松本光 氏 これまでのテーブル作品

【テーブルのストーリー】

華やかな花が咲き誇るテーブルを支えるのは、廃棄されるはずだった伐根したお茶の木――。
1本のお茶の木から美味しいお茶が採れるのは約40年とされ、その後は抜根され新しく苗を植えます。
このテーブルは、役目を終えた茶の木と生育過程で刈り落とされた枝葉を再利用したサスティナブルな作品です。お茶の生産背景を知ってもらうことで、日常にあるお茶の価値を再認識し、お茶を淹れる時間や飲む時間を豊かに感じていただきたいと思います。

アーティストプロフィール:松本光

フラワーアーティスト/佐賀県鹿島市出身。Dream Lifter 代表。 国家資格フラワー装飾1級技能士であり、生花を中心としたフラワーアート、イベント装飾、店舗ディスプレイ、ワークショップなど県内外問わず活動。 ユニクロ、百貨店、有田焼などの企業とタイアップを行い、多彩な活動が注目されている。2023年には初の個展を開催。 園芸店の経験を生かし、切り花にとどまらず、植生を取り入れた変幻自在な作品は、繊細かつ大胆。

コメント:

佐賀城本丸広場に、長さ15mのお茶の木で作る特別なフラワーテーブルを制作いたします。 抜根されたお茶の木に新しい命を吹き込み、花と組み合わせたここでしか味わえない空間をお楽しみください。 本丸広場の開放的な空間でお茶を「飲む」だけでなく、「観て」「感じて」「味わう」そんな新しいお茶の楽しみ方を、リジェネラティブな視点とガストロノミーを通じて体験できます。 ぜひ、この特別なテーブルに座り、友人や家族と語らいながら、佐賀さいこう!を共有しましょう。 本丸広場で過ごすひとときが、あなたの中に新しい「佐賀」を生み出されたらと思います。

みどころ②:
Singing flowers –花を聴く-

松本光氏とクリエイティブ・ラボanno labがコラボレーション。花の電位的な変化を音楽信号に変換するテクノロジーツール「バイオトロン」を活用し、ここでしか体験できない、花と音楽と光をかけあわせた、新しいお花の鑑賞体験を提供します。

アーティストプロフィール:anno lab

福岡を拠点に活動するクリエイティブ・ラボ。学術研究員、アニメーション作家、ゲーム開発者、広告代理店勤務、Fabマスター、映像ディレクター等の経歴をもつクリエイターが集まり、遊びゴコロいっぱいの新しい体験を生み出している。面白さや楽しさを初めとした知的好奇心を出発点にして、日常の中に新しい体験や価値を生み出していくためのクリエイティブを制作。野望は、世界一楽しい街を創ること。

コメント:

松本光さんとは、毎年嬉野の肥前吉田焼で開催されるイベント「ひかりぼし」で参加アーティストとして何度かご一緒したことがあり、その素晴らしいフラワーアートの世界観を拝見していました。今回のコラボレーションにより、鑑賞するだけでなく、触れて観て聴ける五感を通して楽しめるフラワーアートを佐賀の皆さんにお届けできることを楽しみにしています。

みどころ③:
佐賀城本丸広場が滞在できるアート空間に

Blooming tableやSinging flowersにとどまらず、会場にはたくさんの花に関するコンテンツが配置されています。建築・デザインスタジオrararà studioが佐賀城の柱からインスパイアされ、空間全体をデザイン、たくさん沢山の本棚、そこに格納された本、ゆったりくつろげるスツールなど…ぜひこの機会にアート空間に生まれ変わった佐賀城本丸広場にお越しください。

建築デザイナープロフィール: rararà studio

イタリアのルーツを持つ東京拠点の建築・デザインスタジオ。イタリア人建築家リカルド・ダニエルと日本人デザイナー上野きあらが率い、建築物やプロダクトを中心に世界中でプロジェクトを手がけている。本プロジェクトでは、佐賀城本丸広場の空間のレイアウト/コンセプト、段ボール家具、そしてBlooming tableの構造のデザインを担当。

コメント:

日本建築は長らく、グリッドや幾何学に基づいて築かれてきました。柱のグリッドは日本建築の歴史を形作り、現代建築にも世界的な影響を与えています。本プロジェクトでは、佐賀城跡の構想図に基づき、このグリッドを通して佐賀城を拡張し、再び生き生きとさせる挑戦に取り組みました。10×10メートルのグリッドシステムは没入型の体験を提供し、柱には書籍が収められています。これらは知識の象徴であり、佐賀の古の力を示しています。この新たな都市空間の中で、訪れる人々は佐賀城を新たな視点で体験し、ランドスケープのクライマックスとなるフラワーテーブルにたどり着きます。全長15メートルのこのテーブルは、城壁の形に沿って配置され、過去と現在をつなぐポータルを形成します。佐賀さいこうフェスに参加される方に、歴史的栄華の壮麗さを体験していただけることを願っています。

ブルーミングアート 実施概要

●日時:10/18(土) 10〜20時、10/19(日) 10〜18時
●場所:佐賀さいこうフェス会場内_佐賀城本丸広場
●参加料:無料

同時開催イベント:Chaya JIRO the BAR in ブルーミングアート

みどころ④:
佐賀城本丸広場に、嬉野の人気バー「ChayaJIRO the BAR」がやってくる

Bloomig tableで咲き誇る8,000本の花と、抜根されたお茶の木を鑑賞しながら、嬉野の人気バー「ChayaJIRO the BAR」のお茶をお楽しみいただけます。松本光氏が創造するBloomig table 。土台となる茶の木は、通常植え替えのために抜根され、廃棄されるものです。約40年の役目を終えた茶の木の枝脈や苔をご覧いただきながら、歴史を感じ、味わい深い一杯をお愉しみください。

「ChayaJIRO the BAR」メニュー表(予定)

①Bloomig tableでの小茶会@税込2500円(数量限定・予約販売)
(二つのお茶と小さなお菓子付き)

②テイクアウト販売@税込500円
※予約方法などについては、今後公式ウェブサイトで発表いたします。

アーティストプロフィール:松田二郎

各地で多くのお茶に触れ、単に茶のカフェを経営するよりも自らが生産したお茶を飲んでもらいたいと思うようになる。土作りから農業の勉強を始め、5年間の修行期間を経て2020年10月茶農家生産者「茶屋二郎」を開業。日本ではまだ数少ない”プロが淹れるお茶のお店”を増やしていくことを目的として、ChayaJIRO the BARを開業。

コメント:

花と茶は古来より人々の心を潤し、雅を添えてきました。花咲く卓上で香り立つ一服を楽しんで行かれませんか?当日は公園内で楽しんでいただけるテイクアウトティーもご用意しております。

Chaya JIRO the BAR in ブルーミングアート 実施概要

●日時:10/18(土)〜10/19(日)
●時間:後日公式ウェブサイトで発表
●場所:佐賀さいこうフェス会場内_佐賀城本丸広場
●参加料:Bloomig tableでの小茶会@税込2500円(予定)

佐賀さいこうフェス とは

佐賀さいこうフェスは、佐賀にゆかりのある方々はもちろん、全国から集まる多彩なアーティストによるワークショップや音楽ステージ、佐賀のグルメを堪能できるエリアなど、五感で”さいこう”を体感できるアートフェスです。

2016年のスタート以来、たくさんの笑顔と感動が生まれ、皆さまに支えられながら、10周年を迎えることができました。節目となる今年は、さらに進化した佐賀さいこうフェスをお届けします。ぜひ、佐賀の”さいこう”をお楽しみください!


(1)開催日 :令和7年 10 月 18 日(土曜日) 10:00~20:30
令和7年 10 月 19 日(日曜日) 10:00~18:00
(2)会場:
佐賀県立博物館・美術館前(佐賀城内1丁目 15 番 23 号)
(3)公式WEBサイト
https://sagasaiko-art.com/fes/

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